病気に感染したときの症状など
インフルエンザにかかると38℃以上の急な発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状が強くあらわれ、あわせて鼻水、咳、のどの痛みなどの症状もみられます。
高齢の方、基礎疾患※を持つ方、妊娠中の方、乳幼児がインフルエンザにかかると、気管支炎、肺炎などを併発し重症化し、最悪の場合は、死に至ることもあります。
特に新型インフルエンザの場合はその危険性が増します。
予防接種の種類
生ワクチン
接種後の副反応
ワクチン接種後にくしゃみが出たり、喉に垂れたりすることがありますが、飲み込んでも特に問題ありません。
30~40%の人で接種後3日~7日までに鼻炎や鼻づまりが出ることがあります。
その他、咽頭痛、咳など軽度の感冒様症状を数日認める場合もあります。
まれではありますが発疹、じんましんの他にアナフィラキシーショックやギランバレー症候群のような重い副反応を起こす可能性は、他のワクチン同様否定できません。
その他
フルミストは、鼻の中へ吹き付けるインフルエンザ感染予防のための生ワクチンです。
従来の不活化ワクチンの皮下注射と違い、鼻腔内にスプレーを吹きかけるだけなので痛みがありません。
インフルエンザウイルスは主に気道粘膜に感染するため、鼻腔に直接免疫をつけるフルミストは現行の注射ワクチンで誘導されるIgG抗体だけでなく、気道分泌型IgA抗体も誘導するため、予防効果が(特に小児において)高いと考えられます。
また生きたウイルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと株が違っても発症を軽症化させる作用があります。
効果は1シーズンですが不活化ワクチンよりも効果が長く持続します。