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トピックス2014年09月22日

水ぼうそうワクチン 定期接種化

■2014年10月から1~2歳は2回無料

水痘(水ぼうそう)のワクチンが10月から、自治体が行う定期予防接種に加わる。従来は任意接種だった。今後は原則として1~2歳の子どもは2回、無料で接種できるようになる。水痘は幼児期に多くの子が感染する身近な病気だが、重症化すると死に至ることもある。医師らは「可能な限り接種をしてほしい」と呼び掛けている。

水痘は皮膚に発疹ができるのが特徴で、感染力が強く、4~5歳の子どもがかかりやすいとされている。近年は小さな頃から保育園などで集団生活を送る子どもが増え、感染の低年齢化が進んでいる。

ワクチン接種に詳しい新潟市医師会理事の橋本謹也医師(59)=新潟市西区=は「子どもは水痘にかかるのが当たり前という感覚が親にあり、中には水痘にかかった友人の家に遊びに行って、『もらってくる』といった話さえ聞いたことがある。ただ、乳児や持病で免疫が低い子が感染すると重症化する場合や、脳炎になる場合もあり予防が重要」と説明する。

水痘ワクチンは任意接種だったこれまでは、1回8千円ほどと高額だったため、接種をためらうケースもあったという。

水痘ワクチンの対象年齢は1歳以上3歳未満。3カ月以上の間を空けて2回接種する。また3歳以上5歳未満で水痘ワクチンを1回も接種したことがない子は経過措置として、15年3月までに限って、1回無料で接種できる。いずれも10月以降に接種する場合が対象となる。

橋本医師は「小児がんなど重篤な病気を患う子どもはワクチン接種を受けられないケースが多い。ワクチンを受けられない子を守るためにも、元気な子がワクチンを打って流行を防いでほしい」と語る。

各自治体も周知を進めている。県健康対策課は「どの病院で接種できるか、自分の子は対象になるのかなど、分からないことがあれば住んでいる市町村に問い合わせをしてほしい」と呼び掛けている。

(新潟日報モアより引用)

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