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トピックス2019年01月28日
新潟市でもインフルエンザが猛威を振るっています!
新潟市が発表した今シーズン(2018/2019)の本市のインフルエンザの流行状況によると、定点医療機関一施設あたりの患者の報告数が、2018年12月31日~2019年1月6日(1週)に10.46と、国の示す注意報基準である10.00を超え、翌週の1月7日~13日(2週)には41.19と警報基準である30.00を超えました。
1月14日~20日(3週)においても、報告数は伸びており、79.00と警報基準を大きく上回っています。
現在、本格的な流行期に入っていますが、患者数は例年、1月から2月に掛けてさらに伸びがみられることから、十分な注意が必要です。
手洗い、咳エチケットなど予防に努めましょう。
疲れをため込まず、適度に休養をとり体調を整えることも大切です。
■今年のインフルエンザは小児で痙攣が多く重症な感じがいたします
インフルエンザの最も恐い合併症はインフルエンザ脳症です。
これは、原因はまだはっきりしていませんが、インフルエンザにより、脳のむくみを来たし、痙攣や、意識障害を起こし、重篤な経過をたどります。
残念なことに、インフルエンザ脳症を予防することはできませんが、早期に発見し、適切な処置をすることはできます。お子さんの様子を見ていて、ちょっとおかしいな?と思われるような言動がある、つじつまのあわないことを言う、何もないところに話しかける、視線が合わない、などがよくある症状です。
熱にうかされてこういった症状が出る場合、一過性で、すぐに意識がはっきしします。お母さんが声をかけて、それでも「ちょっと変だ…」と思われた時は、迷わず医療機関で受診するようにしてください。
多くの場合、痙攣によって気付かれますが、インフルエンザでは、約7%に熱性痙攣がみられます。痙攣=脳炎・脳症ではありませんが、インフルエンザの流行期には、ひきつけを起こした時も、直ちに受診するようにしましょう。
■効果的な予防方法
1.外出から戻ったら、手洗いを励行する。
2.十分な栄養と睡眠をとり体調を整える。
3.流行中はできるだけ人ごみを避ける。
4.室内では適度な湿度(50から60パーセント)を保つ。
5.症状がある人はマスクを着用し、せきエチケットを心がける。
※インフルエンザには、市販のアルコール消毒液を使ってこまめに手、指を消毒するのも効果的です。
■咳(せき)エチケットとは
・咳、くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむけましょう。
・使用後のティッシュは、すぐに手持ちのビニールやゴミ箱などに捨てましょう。
・症状のある人はマスクを正しく着用し、感染防止に努めましょう。
■インフルエンザかな、と思ったら
発熱などの症状が出たら、早め(2日以内)に医療機関を受診しましょう。
インフルエンザの治療薬(抗インフルエンザ薬)は、ウイルスが体内に広がりきらないうち(発症後2日以内)に開始するのが原則です。
しかし、逆に受診するタイミングが早すぎると、ウイルスの量がまだ少なすぎて検査しても反応せず、診断がつきにくくなります。
夜間に症状が出た場合は、全身状態が落ち着いていれば、あわてて急患診療所を受診する必要はありません。以前処方された本人用の解熱剤などを利用して様子をみて、なるべく日中に医療機関を受診するようにしてください。ただし、重症感が強い場合、重症化の徴候が出てきた場合は、無理に我慢せず、速やかに急患診療所などの医療機関に相談するようにしてください。
高齢者や小児、喘息などの慢性呼吸器疾患や心・腎臓疾患などの基礎疾患のある方は、重症化や合併症に特に注意が必要です。
まだ治療を開始していない場合はもちろん、インフルエンザの治療を開始した後であっても、経過中に重症化の徴候が現れた場合は速やかに、悪化するようなら繰り返して、医療機関に相談するようにしてください。
■インフルエンザにかかったら
安静に努め、十分な休養・睡眠をとりましょう。
脱水にならないよう、水分補給をこまめに行なうことも大切です。
抗インフルエンザ薬は、発熱などの症状が出てから2日以内に、ウイルスが体内で広がりきらないうちに開始するのが原則です。
薬による治療開始後でも、呼吸状態の悪化や、繰り返す下痢やおう吐による脱水の進行、意識障害など、重症化の兆候がみられるような場合は、繰り返し医療機関に相談するようにしてください。
(新潟市Webサイトより一部引用)
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(14:45~15:30は、ワクチン・健診の優先です)
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