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なぜ熱が出るの…
赤ちゃんが熱を出すとママは心配になりますね。でも熱は体の防衛反応の一つ。 熱を下げることばかりを考えずに、全身の症状を観察して、発熱の原因を探すことも大切です。
体内にウイルスや細菌が侵入すると、体は体温を上げてそれらの増殖を抑え、体を守ろうとします。つまり発熱は体の防衛反応。肝心なのは、赤ちゃんに元気があるかどうかです。
【気をつけること】
1.熱の高さよりも全身の症状に注意してください
熱の高さと病気の重さは必ずしも比例しません。熱が高くても元気があれば重大な病気でないかもしれません。逆に熱が低くても元気がないときは、すぐに受診しましょう。
2.脱水症状を予防することが大切です
発熱時に注意したいのが脱水症状。赤ちゃんは体重の約80%が水分で、大人に比べて体表面積の割合が大きいため、脱水症状になりやすいのです。とくに発熱時はこまめな水分補給が必要です。
1.熱が上がりきったら涼しくしてあげましょう
熱の上がり始めは、末梢の血流が悪くなるために手足が冷たくなることもあります。また熱を上げるために筋肉が収縮するので、悪寒(寒気)がする場合もあります。赤ちゃんが寒そうにしていたら、着ているものや、かけているものを1枚増やしてあげましょう。顔が赤くなったり、汗をかき始めたら、熱が上がりきったサインです。熱がこもらないように薄着にしたり、室温を調節して涼しくしてあげましょう。
2.水分補給はこまめに
こまめに水分補給して脱水症状を予防します。水分とともに失われる電解質を効率よく補える赤ちゃん用イオン飲料や経口補水液(薬局などで買えます)がおすすめです。
3.離乳食は消化のよいものを与えて
発熱時は食欲が落ちるもの。栄養バランスは考えなくていいので、おかゆやうどん、野菜スープなど、やわらかめでのどごしがよく、消化のいいものを与えましょう。
4.機嫌がよければおふろはOK
38.5度以下で機嫌がよければおふろもOK。ただし、長湯を避けて体を洗ったあとにさっと浴槽に入れたり、シャワーを浴びる程度にして。
【受診の目安】
熱があっても元気で機嫌もよく、水分もとれていれば、あわてずに24時間以内の受診で大丈夫。元気がない、食欲がない、ぐったりしている、水分がとれないなど、「いつもと違う」と感じたらすぐに受診します。
<こんなときはすぐに受診してください>
※ 水分を受けつけない
※ 4カ月未満の赤ちゃんが38度以上の発熱
※ 4カ月以降の赤ちゃんが40度以上の発熱
※ ぐったりしている
※ 機嫌が悪い
関連リンク 新潟市急患診療センター
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