お薬ガイド

medicine guide

赤ちゃん、子どもにとっての「お薬」とは・・・

小さなお子さんは、お薬を飲んで病気を治すということが分からないので、美味しくないお薬を我慢して飲むということはできません。
たかのクリニックでは、なるべく飲みやすいお薬をお子さんに処方したいと努力していますが、個人差があるため、すべてのお子さんに抵抗なく飲んでいただけるとは限りません。
ある子どもの好むお薬が、他の子どもにも喜ばれるとは限らないのです。
そこで、たかのクリニックから、保護者の皆様にお願いがあります。お子さんがどんなお薬を好むか、お話ししていただけると、そのお子さんになるべくあった、好まれそうなお薬を処方することができます。
前回来院時に処方したお薬は、上手に飲んでくれましたでしょうか?
ぜひ、次回来院される時は、問題になった点を教えてください。

お薬の上手な飲ませ方

飲ませる時間について

子どもの場合は、食前、食後の区別をする必要は、ほとんどありません。乳児の場合、食後はお腹がいっぱいになって服薬をいやがるものです。食直前に服用させた方がすんなり飲んでくれるでしょう。
咳き込んでいたり、吐きけがあったり、食べたものを吐きやすいという状態においては、空腹時を選ぶほうが無難ですね。空腹時に飲むと胃を刺激してしまうのではないかと心配なら、服薬後すぐにミルクを与えれば良いのです。

たかのクリニックからのワンポイントアドバイス

大切なことは、間隔よりも、全量を服用させるということです

園児の場合、昼のお薬は持たせて先生にお願いするより、午後帰宅してから自宅でお薬を与えるようにしてはいかがでしょうか。

お薬の上手な飲ませ方・使い方

お薬ごとの特性や注意点

小児科では、子供達の飲みやすいように、またはお母さんが使いやすいように、薬の形がいろいろ工夫されています。
シロップ類は甘い味付けになっていますし、粉薬はお水にとけやすく、錠剤も大人の半分量で子供用に小粒になっています。
たかのクリニックで使用しているお薬の保存の仕方や、注意点などまとめてみましたので、参考にしてください。

お薬に関する注意事項

保護者の皆様に、たかのクリニックからお薬に関するお願い

  • お薬は、保存のしかたが悪いと変質したり、効きめが弱くなったりすることがあります。
    お薬にとって、3つの大敵は、高い温度と高い湿度、強い日光です。直射日光のあたらない、できるだけ涼しく乾燥している場所に保管してください。
    保管場所として、粉ぐすりは、子どもの開けることが出来ないような缶の中に入れて、手のとどかない所へ。水ぐすりは、紙ぶくろなどに包んで見えにくくし、冷蔵庫内に保管するのが一番良いでしょう。子どもは冷蔵庫においしいものがいろいろ入っていることをよく知っています。ジュースと間違えて、水薬を全部飲んでしまうというような事故が起こらないとも限りません。くれぐれも注意してください。
  • お薬は、症状や年齢によって、種類や分量が変わってきます。たとえ色が同じであっても、兄妹での転用は絶対にやめてください。
  • 処方してから1週間を過ぎると、水ぐすりは変化する場合があります。古くなった水ぐすりは、絶対に与えないでください。
  • 粉ぐすりの場合でも、病気が治り、また後日具合が悪くなった時、勝手に判断して残っていたお薬を飲ませるようなことは、大変危険です。まして、人にあげたりすることは、絶対にしないでください。
  • 他の医療機関で診てもらっていたが、どうも病状回復がおもわしくないからと、たかのクリニックにお越しいただいた時には、気兼ねなくそのことをお知らせください。どんなお薬をどのくらいの期間飲ませていたかなど、なるべく詳しくお話しすることが、お子さんの病状、早期回復にあたり、とても重要で大切なこととなります。

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